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宮本は出場3分後に失点。「アンラッキーもあったが…」

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 0-0の後半16分。ヴィッセル神戸のDF宮本恒靖が途中交代でピッチに立った。河本裕之の退場で10人になったが、神戸ペースで進んでいた前半の流れを考えれば、まだまだ勝ち点3のチャンスはあった。

 ところがその3分後、最悪のことが起きてしまった。ボランチの位置から出された浮き球のパスを細かくつながれ、最後は17歳にうまく流し込まれた。ペナルティーエリア内で守備の人数は足りており、しかも相手のトラップミスがうまくつながってしまっての失点。「アンラッキーな面もあった」と表情を曇らせた。

 “アンラッキー”はさらに続き、FW大久保嘉人が一発退場を受けて9人になった。「嘉人自身のことを考えると、復帰してまたすぐに出られないとコンディショニングが大変だろう」とエースを思いやる言葉も出たが、苦しさは隠しきれない。

 「監督が代わったことで風向きが変わってやれていたことがあったが、新鮮さが失われているところはある。こういうときは選手の精神力が必要。落ち込み度合いが大きくならないようにしないといけない」と話したが、その表情は最後まで険しかった。

<写真>神戸DF宮本
(取材・文 矢内由美子)

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