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順天堂大が5発で明治を下す波乱の第18節、拓殖大の降格が決定:関東

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第84回関東大学サッカーリーグ戦
関東1部リーグ

 第84回関東大学サッカーリーグ・後期リーグ戦の第18節が23日、各地で行われた。首位の明治大が6位順天堂相手に2-5で敗れた。U-21日本代表のDF丸山祐市(3年=國學院久我山高)がケガで欠場した影響からか、ことごとくこぼれ球を拾いきれずつめられると大量失点を喫し、4試合ぶり後期2度目の黒星となった。

 2位駒澤大は5位中央大相手に2-3の敗戦。順位をひとつ落としている。また、3位国士舘大は9位早稲田大相手に後半44分に追いつかれると、ロスタイム3分に逆転弾を許し、まさかの敗戦を喫した。国士舘大は勝ち点33で筑波大、駒澤大並ぶと得失点差で4位へ順位を落とした。尚、この試合に勝利した早稲田大は順位をひとつ上げ8位に浮上している。 

 4位筑波大は、8位慶應義塾大に2-1で競り勝った。その結果、筑波大は2位へ順位を上げる一方で慶應義塾大は9位へ転落した。
 
 最下位の拓殖大は神奈川大に0-2で敗れると、12位流通経済大との勝ち点差は13に開いた。リーグ戦残りは4試合のため、この後、全勝しても流通経済大を抜くことは出来ない。早くも降格が決定してしまった。

 残留争いの直接対決となった10位流通経済大と11位法政大の一戦は、法政大が先制するも、その後1点を返した流通経済大がFW征矢智和(3年=東京Vユース)のゴールで逆転に成功。GK増田卓也(3年=広島皆実高)、DF比嘉祐介(3年=流通経済大柏高)、DF山村和也(3年=国見高)のU-21日本代表組が先発フル出場で意地をみせ、価値ある勝ち点3を手に入れた。

 また、得点ランキングでは今節ゴールを決めた流通経済大のFW武藤雄樹(4年=武相高)と筑波大FW赤崎秀平(1年=佐賀東高)がともに10得点でトップに並んでいる。リーグの規定では年間14得点以上の選手に得点王の称号が与えられる。残るリーグ戦は4試合。こちらの争いも白熱してきそうだ。

[後期リーグ]
【1部第18節】(10月23日)
[川口]
神奈川大 2-0 拓殖大
[神]木原将(51分=補・佐々木翔)、鈴木将也(63分)

明治大 2-5 順天堂大
[明]山村佑樹2(57分、86分)
[順]岡崎孝幸(26分=補・岡本達也)、岡庭和輝(38分=補・市原秀篤)、岩澤大介2(52分、78分)、OG(81分)

[埼スタ第2]
国士舘大 2-4 早稲田大
[国]斎藤一行(15分=PK)、松本祐樹(32分)
[早]柿沼貴宏(9分)、奥井諒(70分)、幸田一亮2(89分=補・奥井諒、90分+3)

[笠松]
流通経済大 2-1 法政大
[流]武藤雄樹(33分=補・増田智宏)、征矢智和(84分)
[法]深山翔平(25分=補・山岸純平)

[西が丘]
筑波大 2-1 慶應義塾大
[筑]赤崎秀平(20分)、小澤司(37分)
[慶]深澤良(56分=PK)

駒澤大 2-3 中央大
[駒]酒井隆介(52分=補・山本大貴)、金久保彩(79分=補・酒井隆介)
[中]佐藤謙介(14分=補・皆川佑介)、磯部想(45分=補・林容平)、林容平(78分=補・皆川佑介)


■順位表(第18節終了時)
1.明治大(43)+27
2.筑波大(33)+11
3.駒澤大(33)+10
4.国士舘大(33)+6
5.中央大(31)+6
6.順天堂大(28)+7
7.神奈川大(26)0
8.早稲田大(22)-4
9.慶応義塾大(21)-2
10.流通経済大(20)-4
11.法政大(11)-21
12.拓殖大(7)-36

(文 片岡涼)

大学サッカー特設:関東1部

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