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G大阪が京都に辛勝でACL圏内キープ、明神も復帰

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[10.24 J1第27節 京都1-2G大阪 西京極]

 首位名古屋を勝ち点8差で追う3位ガンバ大阪は17位京都サンガF.C.に2-1で辛勝し、名古屋との勝ち点差8を保つとともに、ACL出場圏内をキープした。

 今節はDF中澤聡太が累積警告で出場停止。代わって最終ラインにはDF山口智が入り、5試合ぶりの先発となった。

 試合はG大阪が持ち前の攻撃力を武器に京都を圧倒する展開になるかと思われたが、意外にも序盤の主導権を握ったのは京都だった。京都の激しいプレスの前に立て続けに中盤でボールを失うなど、G大阪はリズムをつかめないまま前半を終了した。

 流れを変えるべく、0-0で折り返した後半開始から2人を交代。中盤のMF武井択也、MF橋本英郎に代えてMF佐々木勇人、MF明神智和をピッチへ送り込む。負傷離脱していた明神は6試合ぶりの復帰となった。

 後半13分、自陣内でボールを奪った明神が自ら持ち込み、左足でミドルシュート。これはわずかに枠を外れたが、徐々に流れを引き寄せる。すると、同21分、MF遠藤保仁からの絶妙なスルーパスに抜け出した佐々木が右足でグラウンダーのシュートを決めて、待望の先制点。さらに同25分にはMF宇佐美貴史のシュートを相手GKが弾いたところに、右サイドからFW平井将生が右足で詰め、2-0とリードを広げた。

 後半33分にこぼれ球を押し込まれ、1点差に詰め寄られるなど京都の反撃を受けたが、GK藤ヶ谷陽介を中心になんとか耐える。同36分には縦パスに抜け出した平井がGKとの1対1に持ち込むが、シュートはクロスバーを直撃。試合を決定付ける3点目を奪えず、終盤は再び京都に押し込まれる時間が続いたが、1点差のまま逃げ切り、勝ち点3を手にした。

 これで公式戦9試合連続で失点と守備面に不安は残すが、次節神戸戦は中澤も出場停止から戻ってくる。負傷から復帰した明神も含め、戦力は整ってきた。残り7試合。名古屋との勝ち点差は8。とにかく連勝を続け、名古屋が崩れるのを待つしかない。

(文 片岡涼)

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