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京都は5分間で2失点、残留圏との勝ち点差は9に

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[10.24 J1第27節 京都1-2G大阪 西京極]

 降格圏の17位に低迷する京都サンガF.C.はG大阪に1-2で敗れ、5試合勝利なし(2分3敗)となり、残留圏の15位F東京との勝ち点差は9に開いた。

 前節の清水戦では終了間際の劇的な同点弾で追いつき、勝ち点1を手に入れた京都。その勢いのまま、この日も序盤からG大阪を圧倒した。激しいプレスで相手に前を向いたプレーをさせず、攻撃サッカーを封じ込めた。

 ところが、攻撃面で精度を欠き、優勢に試合を運びながら先制点を奪えない。前半15分、右クロスにファーサイドに飛び込んだFW柳沢敦が頭で合わせた場面もGK藤ヶ谷陽介に阻まれた。

 0-0で迎えた後半、中盤のメンバーを交代してきたG大阪に対し後手を踏む。後半21分、MF佐々木勇人に縦パスに抜け出され、先制点を許すと、同25分にはFW平井将生にこぼれ球に詰められ、0-2。わずか5分間で2失点を喫してしまった。

 それでも粘りを見せ、後半34分にこぼれ球を右サイドで拾ったMF中山博貴の折り返しをフリーのMF安藤淳が左足でゴール左隅に決め、1点を返す。さらに同点ゴールを目指し、攻勢を強めたいところだったが、その後は決定的な場面もなく、1-2のまま終了した。

 清水戦に続いて今節もG大阪相手に見せ場を数多くつくったのは確かだが、結果的に勝ち点は2試合で1。J1残留は極めて厳しい状況になってきた。

(文 片岡涼)

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