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1点が入らないC大阪、楢崎の牙城崩せず3試合連続の無得点

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[10.30 J1第28節 名古屋1-0C大阪 豊田ス]

 セレッソ大阪が3試合連続の無得点で3戦勝利なし(1分2敗)となった。前半27分、DF上本大海がPA内でFWケネディを倒したとしてPKを献上。不運な形で先制点を許したが、その後は首位の名古屋相手に果敢に攻め込んだ。

 前半36分にはDF丸橋祐介の左クロスをファーサイドで受けたDF高橋大輔が角度のない位置から狙う。しかし、強烈なシュートはGK楢崎正剛の好セーブに阻まれた。

 ハーフタイムにはFWアドリアーノ、MF羽田憲司に代え、FW播戸竜二、FW小松塁を投入。MF家長昭博をボランチに下げ、4-4-2の攻撃的なシステムに変更して同点ゴールを目指した。

 しかし、ゴールが遠い。後半12分、丸橋の左クロスを播戸が落とし、小松がフリーでシュートを打ったが、GK楢崎がセーブ。同21分には丸橋が強烈なミドルシュートを放ったが、またしても楢崎に阻まれた。同37分、MF乾貴士のシュートはクロスバーを直撃。結局、最後まで1点を取ることができなかった。

 クルピ監督は試合後のインタビューで「違うレフェリーなら勝てた。セレッソが勝つべき内容だった」と、微妙な判定で許した先制点を悔やみ、3試合連続無得点の攻撃陣については「そこが唯一の課題だが、ここ数試合の問題であって、シーズンを通して点が取れていないわけではない。よかったころを思い出すことが大事」と話していた。

 首位名古屋との勝ち点差は15に開き、優勝は絶望的だが、まだまだACL出場権争いは続いていく。次節は勝ち点45で並ぶ清水との直接対決。MFマルチネスは出場停止から戻ってくるが、今度はアドリアーノが累積警告で出場停止となる。エース不在の苦しい試合で、得点力不足解消のきっかけをつかめるか。

(文 西山紘平)

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