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遠のく名古屋の背中、G大阪は逆転優勝へ致命的な敗戦

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[10.30 J1第28節 G大阪2-4神戸 万博]

 ガンバ大阪が致命的な敗戦を喫した。2度のリードを奪いながら逆転負けで、連勝が2でストップ。この日、首位名古屋が勝ったため、残り6試合で勝ち点差は11に広がった。数字上は逆転優勝の可能性を残すが、現実的にはかなり厳しい状況になってきた。

 前半22分、中盤でのインターセプトから速攻に転じ、FW平井将生がドリブルで駆け上がると、左サイドを並走してきたMF宇佐美貴史に横パス。PA外から右足ダイレクトでゴール右上隅に流し込む鮮やかなゴールで先制に成功した。

 前半36分に追い付かれると、同41分にはMF遠藤保仁のFKをDF中澤聡太が折り返し、FWイ・グノがヘディングで再び勝ち越したが、守備陣が我慢できない。後半2分、12分と立て続けの失点で逆転を許し、同45分にはDF安田理大の不用意な横パスを奪われ、4失点目を喫した。

 ボール支配率では上回りながら、攻め手を欠いた。シュート数13本は決して多い数字ではなく、その多くが遠めからのミドルシュートだった。神戸守備陣を崩した形は少なく、西野朗監督も試合後「ここ数試合、中盤と前線に連動性が足りない」と嘆くなど、内容、結果の両面で痛い敗戦となってしまった。

(文 西山紘平)

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