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[選手権]インハイ準Vの滝川二と36年ぶりV狙う報徳学園が決勝進出:兵庫

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 第89回全国高校サッカー選手権兵庫県大会は3日、準決勝が行われ、滝川二と報徳学園が決勝進出した。

 今夏の全国高校総体準優勝の滝川二と初4強の県伊丹の一戦は前半24分、MF白岩涼(3年)の左クロスが伊丹DF陣のクリアミスを誘い、滝川二が先制。その後もサイド攻撃で相手を押し込む滝川二は後半7分、MF谷口智紀(3年)の右クロスをFW浜口孝太主将(3年)が頭で押し込み2-0とした。さらに攻勢を続ける滝川二は16分にもFW樋口寛規(3年)のシュートがポストを叩いた跳ね返りをMF本城信晴(3年)が決めて3点差。FW垂水健悟(3年)を中心に攻撃を組み立てる伊丹は、20分にMF陸野秀(3年)が追撃ゴールを決める。だが樋口のスルーパスから本城が決めて再び突き放した滝川二は、伊丹の反撃をDF桶本大介(3年)のロスタイム弾1点に封じ、4-2で2年ぶり16回目の優勝に王手をかけた。

 報徳学園対市西宮はFW奥村慶之とFW福本侑大(ともに3年)の攻撃力を生かして攻める報徳学園に対し、市西宮はMF難波祐輔(2年)を起点としたサイド攻撃で対抗。だが前半だけでシュート8本を放つなど主導権を握った報徳学園は前半31分、FW奥村の右CK後の混戦から福本が先制ゴールを決める。後半、市西宮はFW岡田卓也(3年)、FW後藤寛太(2年)らがゴールを目指すが、GK田島昇太、DF吉川拓穂(ともに3年)を中心に守った報徳学園が1-0で勝利。1974年以来36年ぶりVへ王手をかけた。

 決勝は7日、ホームズスタジアム神戸で開催される。

【兵庫】
[準決勝]
滝川二 4-2 県伊丹
報徳学園 1-0 市西宮

(文 吉田太郎)
【特設】高校選手権2010

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