beacon

横浜FMがACL圏内に急接近、プロ初ゴールの端戸「残り全部勝つ」

このエントリーをはてなブックマークに追加
[11.6 J1第29節 湘南1-4横浜FM 平塚]

 横浜F・マリノスが4発圧勝で最下位湘南ベルマーレを一蹴し、2連勝でACL圏内に急接近した。3位G大阪はこの日、F東京と1-1ドロー。明日7日に試合のある鹿島を抜いて暫定2位に浮上したが、勝ち点は50と1しか上積みできず、勝ち点を48まで伸ばした横浜FMが2差に迫った。

 前半19分、MF中村俊輔の右CKからゴール前の競り合いでPKを獲得すると、これを中村がゴール右隅に決め、先制点を奪う。同27分には右サイドからFW小野裕二が仕掛け、こぼれ球をFW山瀬功治が右足アウトサイドで流し込む技ありゴールで追加点。さらに同30分、小野のシュートをGKが弾いたボールをMF清水範久が押し込み、あっという間に3-0とリードを広げた。

 後半22分にPKで1点を返されたが、同35分、途中出場のFW端戸仁がダメ押しの4点目。MF松田直樹からのスルーパスに抜け出すと、前に出てきたGKの動きを見極め、左足で鮮やかなループシュートを流し込んだ。

 横浜FMユースからトップ昇格2年目の端戸にとっては待望のプロ初ゴールとなった。試合後のインタビューでは「マツさん(松田)がフリーで持ったら絶対に出してくれると思っていたし、GKが出てきたのが視野に入ったので、浮かせようかなと。そのまま打ったら入らなかったと思うし、ひと工夫入れて点を取れてよかった」と自画自賛し、「最近、大事な場面で出してもらっていたのに点に絡めなくて。今日は4点目だったけど、何よりゴールを決められてよかった」とうれしそうだった。

 明日名古屋と対戦する鹿島とは暫定で勝ち点1差、暫定2位のG大阪とは勝ち点2差。ACL出場圏をはっきりと視界に捉えた。端戸は「ACLを目指して、残り全試合勝つつもりでやっていきたい」とチームの思いを代弁していた。

(文 西山紘平)

TOP