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F東京は痛恨ドローで16位神戸に勝ち点で並ばれる

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[11.6 J1第29節 F東京1-1G大阪 味スタ]

 14位FC東京が痛恨のドローで連勝を逃した。この日勝った大宮に抜かれて15位に後退し、降格圏の16位神戸にも勝ち点29で並ばれた。

 前半は完全にF東京ペースだった。出足の早いプレッシャーでG大阪のパス回しを封じ、立て続けにチャンスをつくる。前半20分にはMF羽生直剛の左クロスにFW大黒将志が頭で合わせて先制点。しかし、前半のシュート数で11対1と完全に圧倒しながら2点目を奪えず、後半に折り返すと、今度はG大阪の猛攻にさらされた。

 後半17分、FW宇佐美貴史のシュートにはMF米本拓司が体を投げ出してブロックし、同37分の宇佐美の決定的なシュートもGK権田修一が左足1本でセーブした。しかし、このプレーで与えたCKからDF中澤聡太にヘディングシュートを決められ、1-1。粘り強く耐えてきたが、セットプレーから同点に追い付かれてしまった。

 何としても勝ち点3が欲しいF東京は攻撃の圧力を強め、勝ち越し点を狙いに行くが、後半39分のMF石川直宏のシュートはFD安田理大のブロックに阻まれ、同43分にはMF遠藤保仁のトラップミスを奪ったFW平山相太が決定機を迎えたが、シュートは枠を外れた。

 試合はそのまま1-1で終了。悔やまれるドローとなったが、最近3試合は負けがなく(1勝2分)、大熊清監督就任後、2勝2分2敗とチームが調子を取り戻してきているのは確かだ。神戸に勝ち点で並ばれ、ここからが本当の勝負。今後は横浜FM、川崎F、名古屋と強敵相手の試合が続くが、死に物狂いで残留争いを勝ち抜いていく。

(文 西山紘平)

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