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攻撃の要2人を欠いた新潟、94分の失点で勝ち点3逃す

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[11.6 J1第29節 磐田1-1新潟 ヤマハ]

 アルビレックス新潟は終了間際の失点で追い付かれ、悔やまれるドローとなった。MFマルシオ・リシャルデスが出場停止で、FWチョ・ヨンチョルはアジア競技大会に出場するU-21韓国代表に招集され、不在。今季12得点のマルシオと同11得点のチョという攻撃の要2人を欠く苦しい状況で、もうひとりの助っ人外国人が意地を見せた。

 前半35分、左サイドからの折り返しにFWミシェウがPA内へ仕掛けると、MF那須大亮に倒され、PKを獲得。これを自らゴール左に決め、新潟が先制に成功した。

 後半18分には左サイドを駆け上がったミシェウからFW大島秀夫を経由して、MF三門雄大がゴール前に抜け出すが、シュートはGK川口能活の好セーブに阻まれる。なかなか追加点を奪えず、1-0のまま終盤に入ると、徐々に磐田に押し込まれていった。

 後半44分にはミシェウに代えてDF大野和成を投入。DFの枚数を増やし、逃げ切りを図ったが、試合終了間際の後半49分にFW前田遼一に同点ゴールを決められてしまった。

 黒崎久志監督は試合後のインタビューで「後半もカウンターからビッグチャンスがあったのに決め切れず、磐田がフレッシュな選手を入れて、圧力をかけられた」と振り返った上で、「勝ちたかった」と、土壇場で勝ち点2を失った試合展開に悔しさを隠さなかった。

(文 西山紘平)

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