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[選手権]08年度日本一・広島皆実、全国まであと1勝:広島

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[11.6 全国高校選手権広島大会準決勝 広島皆実 5-1 広島国泰寺]

 6日、第89回全国高校サッカー選手権広島県大会準決勝が行われ、08年度の全国王者・広島皆実は古豪・広島国泰寺と対戦。5-1で勝ち、瀬戸内との決勝へ進出した。

 かつて広島の高校サッカーをリードしていた古豪・国泰寺と広島皆実の一戦。試合はいきなり動いた。立ち上がりからU-19日本代表候補FW大武弘直と香山洸哉の2トップを中心に、前線からプレスを仕掛けていく広島皆実は、6分、大武がインターセプトからそのままドリブルで持ち込んで、先制弾を挙げる。

 これで勢いづくと、11分には再び大武が加点。さらに20分にはMF桂大晴が蹴ったFKが、壁に当たり、そのままゴールに吸い込まれ、前半だけで3点のリードを奪った。

 しかし後半、国泰寺も意地を見せる。立ち上がり早々の3分に香山に4点目を奪われるが、前半からキレのある動きで相手を翻弄したMF半田裕介と安藤拓矢が、後半も中盤で果敢で仕掛けてリズムを作り出す。10分には左サイドでFKを得ると、FW八雲渉のキックを半田が合わせ、1点を返した。

 これで勢いづいた国泰寺は、さらに攻め手を強め、果敢に仕掛けていくが、これ以上反撃のゴールを挙げることは出来ず、24分には香山にダメ押しの5点目を決められ、万事休す。広島皆実が古豪を下して、決勝進出を果たした。

(取材・文 安藤隆人)

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