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[選手権]インハイ全国準V・滝川二、PK戦の末に全国進出!:兵庫

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 第89回全国高校サッカー選手権兵庫県大会は7日、神戸市のホームズスタジアム神戸で決勝を行い、滝川二が2年ぶり16回目の全国大会出場を決めた。

 今夏の全国高校総体準優勝で県内大会3冠のかかる滝川二に対し、報徳学園は36年ぶりの決勝進出だった。滝川二有利と見られた決勝だったが、試合は前半ロスタイム、MF桜本陸(3年)の左CKをMF奥村慶之主将(3年)がつなぎ、最後はMF松本彰(3年)が押し込んで報徳学園が先制する。
 
 だが滝川二は後半5分、DF濱田量也(3年)の左CKを高校総体優秀選手のCB土師直大(3年)が頭で合わせて同点に追いついた。それでもFW浜口孝太主将とFW樋口寛規(ともに3年)の強力2トップを中心に攻めながら、なかなか攻撃のかみ合わない滝川二に対して左サイドからチャンスをつくった報徳学園は桜本、FW福本侑大(3年)がクロスバー直撃のシュート。名門に対して一歩も引かない。一方の滝川二は1-1のまま突入した延長戦の後半にコントロールタワーのMF谷口智紀(3年)が2枚目の警告を受けて退場。さらに交代枠を使い切ったあとに濱田が負傷退場と9人での戦いを強いられた。それでもPK戦へ持ち込むと9人目までもつれた熱戦を7-6で制し、2年ぶりの全国切符を勝ち取った。

(文 吉田太郎)

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