beacon

[選手権]東北の伝統校対決は遠野がV:岩手

このエントリーをはてなブックマークに追加
 第89回全国高校サッカー選手権岩手県大会は7日、盛岡市の盛岡南公園球技場で決勝を行い、第1シードの盛岡商と第2シードの遠野が激突。0-0でもつれ込んだPK戦の末、遠野が5-4で勝ち、3年ぶり22回目の全国大会進出を決めた。

 06年度日本一の盛岡商と07年度全国8強の遠野。東北地区を代表する両校の戦いは、盛岡商がMF田中翔大(3年)を中心とした得意のサイド攻撃から攻勢に出るが遠野は持ち味の堅守で対抗し、得点を許さなかった。岩手日報によると、0-0のまま突入したPK戦では先攻・盛岡商の1人目のシュートを遠野GK佐々木渉太(3年)がいきなりストップ。この後全員が決めて迎えた5人目、遠野DF太田代飛鳥(3年)がゴール右へ決めて遠野が5-4で勝った。

 遠野の松田光弘監督は「ボールを奪ったときに速攻か、時間をつくって攻め上がるのか。一人ひとりの判断力がまだ足りない。FW陣を生かす攻撃の形をしっかりしたい」と全国を見据えた。

【岩手】
[決勝]
遠野 0-0(PK5-4)盛岡商

(文 吉田太郎)

【特設】高校選手権2010
岩手県大会特集

TOP