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[選手権]有力校主将に聞く「冬の日本一決定戦」:滝川二FW浜口孝太主将

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 第89回全国高校サッカー選手権は予選大会真っ最中。昨年度の全国高校選手権、そして今年の全国各大会で好成績を残した有力校の主将から選手権へ向けたチームの状態、意気込みを聞いた。第4回は今夏の全国高校総体で準優勝した滝川二(兵庫)のMF浜口孝太主将(3年)。

―準優勝した全国総体からチームで変わったところは?
「インハイは日本一まであとひとつ。あとひとつのところまで自分たちが行ったことは事実。最近の滝二は早い段階で負けていたし、あの舞台に立てたことはチームにとって自信になった。あとひとつ勝つために足りなかったところを伸ばして、もう1回日本一を争う舞台に立ちたいとみんな思っている。上を目指そうという気持ちの部分ではインハイとは違っています」

―今感じている、滝川二のストロングポイントは?
「インターハイと変わらないけど、チームとしてのまとまり。溶け込みすぎかもしれないけど、これが自分たちの武器。チームとしてまとまっているところ、そして普段はワイワイやっていても、やるときはやるという集中力ですね。流経(流通経済大柏)や静学(静岡学園)に比べると上手くはないけれど、まとまりは負けていない」

―選手権の目標は?
「全国とかあるけど、まずは県予選。県優勝することが先。兵庫県3冠が目標ですね。まずは兵庫で負けたくない。そこから滝二は強いねんな、とまた知らしめたい。県は昨年負けているし、県大会を勝つことの難しさはわかっている。全国で勝ちたいという目標はあるけれど、まずは県で勝つことですね」(滝川二は11月7日の兵庫県大会決勝で勝利し、全国大会進出)

―浜口主将としてはどのような選手権にしたい?
「最後なんで悔い残さないようにしようとみんなにも言っている。インターハイで全国を味あえたので、もう1回最後、滝二らしく楽しくサッカーやれたらいい」

[滝川二の主要大会成績]
09年度高校選手権:兵庫県大会準優勝
10年度高校総体:全国準優勝
10年度全日本ユース選手権:全国1次リーグ敗退

(取材・文 吉田太郎)

【特設】高校選手権2010

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