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[選手権]有力校主将に聞く「冬の日本一決定戦」:静岡学園DF金大貴主将

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 第89回全国高校サッカー選手権は予選大会真っ最中。昨年度の全国高校選手権、そして今年の全国各大会で好成績を残した有力校の主将から選手権へ向けたチームの状態、意気込みを聞いた。第5回は今年の全日本ユース(U-18)選手権で高校チーム勢最高の4強入りした静岡学園(静岡)のDF金大貴主将(3年)。

―インターハイ、高円宮杯からチームとして変わったと感じるところは?
「一人ひとりの自信がついた。高円でここまで(ベスト4)やれたということで自信がついて、最後まで落ち着いてできているところがいいところだと思う。高円が終わった後は練習中にスイッチが入り切れなかったところがある。モチベーションが足りないと感じることもあった。最初は2次リーグだからいけるというところがあった。でも試合を通してもっともっといい雰囲気にもっていけると思う」

―高円宮杯はインパクトのある戦いぶりだった
「負けたサンフレとの試合も前半は圧倒できた。自分の退場からリズムを崩した。サンフレッチェはあのまま優勝。自分たちは上を取れるところにいたと思うけれど、監督も言っていたんですけれど、サッカーの神様が『もっと努力しないといけない』と言ってくれたのだと思う」

―改めて感じている今年のチームの武器は?
「チーム一丸になっているところがある。自分たちの意見を言い合えるところあるし、責任感を持ってやっている。飛びぬけている選手はいないけど、まとまりは他のチームよりもある」

―選手権の目標は?
「日本一を目標にやっているけど、静岡はインターハイでも勝ち抜くのが難しかった。県大会で1試合1試合大事にして優勝してから、全国での日本一という目標を立てたい」

―金主将としてはどのような選手権にしたい?
「昨年は予選で負けている。負けて終わりたくない。負けたら終わりなので、全部勝つつもりでいく。自分は精神的に甘かったけど、ここまで静学でいい経験をさせてもらえた。高校生としての集大成として、自分の力をぶつけたい」

[静岡学園の主要大会成績]
09年度高校選手権:静岡県大会4強
10年度高校総体:全国3回戦敗退
10年度全日本ユース選手権:全国4強

(取材・文 吉田太郎)

【特設】高校選手権2010

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