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[Y☆voice_62]広島皆実FW森重瑞紀「チームが円滑に動けるようなプレーを」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第62回は08年度の全国高校選手権優勝校、広島皆実高(広島)で主将を務めるDF森重瑞紀選手(3年)です。強豪の最終ラインを統率するDFリーダーでもあるセンターバックの兄はF東京のDF森重真人選手。偉大な兄と比較される中で地道に成長してきた森重選手の意識していることとは?

―キャプテンとしてチームを引っ張っていますが、意識していることはありますか?
「最初にキャプテンに任命されたときは、『自分でいいのか』と思いましたが、今はチームを引っ張っていこうという自覚がありますし、精神的にも成長出来たと思います。ただ、プレー中でもチームのことばかりに意識が行きすぎて、自分のプレーに集中出来ないことがあったので、もっと集中してやりたい」

―今年はなかなか結果が出なかった
「今年はまだチームとして結果が出ていなくて、責任を感じています」

―いよいよ瀬戸内との決勝です。
「まずキャプテンとしてチームのモチベーションを高めて、いい雰囲気を作ることに集中したい。瀬戸内には今年、公式戦で一度も勝っていないので、絶対に勝ちたいです。インターハイ予選では後半終了間際まで1-0で勝っていたのに、どこかで気が緩んで、追い付かれてPKで負けてしまった。そこでまだ甘いと痛感しました。夏にいろんなところを改善出来たと思うので、今度こそは借りを返したい。

―個人的に自分が意識していることは?
「センターバックとして、もっとチャレンジをしたいし、カバーリングも意識したい。あとはセットプレーの得点にこだわりたいです。球際の強さで相手を抑えて、チームが円滑に動いていけるようなプレーをしたいです」

(取材・文 安藤隆人)
【特設】高校選手権2010
連載:
「Youth star voice」
[高校サッカー]

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