beacon

[選手権]有力校主将に聞く「冬の日本一決定戦」西武台MF松本和樹主将

このエントリーをはてなブックマークに追加
 第89回全国高校サッカー選手権は予選大会真っ最中。昨年度の全国高校選手権、そして今年の全国各大会で好成績を残した有力校の主将から選手権へ向けたチームの状態、意気込みを聞いた。第7回は今年の全国高校総体で4強へ進出した西武台(埼玉)のMF松本和樹主将(3年)。(※コメントは10月)

―選手権は全国総体3位からのスタートとなったが
「過去のことを忘れて一からやろうと言って来た。原点からやろうと。(自分たちの武器である)ディフェンスはもうちょっといける。まだボールに積極的に行けると思う。そこを徹底してやることを言って来た。涼しくなってきたし、行けるところまで行けるように。まだ甘いところがあって、行けていないところもある。試合を通してやっていきたい」

―自分自身、守備で意識している部分は
「サイドではめるか、ボランチではめるかということ。まずはインターセプトを狙うと言われている。取れないときは前を向かせないように意識している」

-選手権ではどのようなプレーがしたいか?
「運動量には自信がある。動くこと、あとはキャプテンなんでチームをまとめていきたい。勝負にこだわっているし、負けたくない。個人的にはボールをはたく判断力を意識して取り組んできた。相手が来ても慌てないこと。前よりも周りを見れるようになったし、ボールを持てるようになった」

―今、一番戦いたい相手は
「滝二(滝川二)ですね。自分たちは全国優勝を目指しているけど、まず滝二を倒したい。インターハイ(準決勝、0-4で敗戦)では先にとればいけると思っていたけど、1点取られて。自分たちは前に行くチームなんで、失点が影響して下がっちゃった。前から行けていればやれない相手ではなかった」

―目標は日本一
「やれないことはない。ただ夏よりも冬に力を入れているチームもあると思う。だから夏以上にやらないといけない。どれだけボールを取れるかにこだわる。まずは県。一戦一戦やる。県内で優勝しなければ全国で戦えないから」

[西武台の主要大会成績]
09年度高校選手権:全国2回戦敗退
10年度高校総体:全国4強
10年度全日本ユース選手権:出場せず

(取材・文 吉田太郎)

【特設】高校選手権2010

TOP