第89回全国高校サッカー選手権山梨県大会は21日、準決勝を行い、第1シードの山梨学院と第2シードの日本航空高が27日に小瀬陸上競技場で開催される決勝へ進出した。山梨学院が優勝すれば2年連続2回目、日本航空高が優勝すれば初の全国大会出場となる。

　昨年度日本一の山梨学院は今季2敗している“苦手”の帝京三と対戦。だが前半37分、エースFW加部未蘭(ヴァンフォーレ甲府特別指定選手)のドリブル突破からフリーのMF長谷川紫貴が先制ゴールを決めた。さらに後半8分には2年生MF白崎凌兵のインターセプトからMF堤建太が加点。18分にもMF宮本龍主将のラストパスから白崎が決めて3-0で快勝した。

　昨年の県大会準優勝の日本航空高対日大明誠戦は1-1で後半へ。山梨日日新聞によると、後半23分に日本航空が戸田悠人のゴールで勝ち越したが、日大明誠は試合終了直前に追いつき延長戦へ持ち込んだ。熱戦に決着をつける決勝ゴールが生まれたのは延長後半2分、日本航空の唯井竣平がPKを決めて3-2で日本航空が競り勝った。

【山梨】
[準決勝]
山梨学院 3-0 帝京三
日本航空高 3-2(延長)日大明誠

(文　吉田太郎)

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【特設】高校選手権2010