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G大阪が2位に浮上し4年連続ACL出場権獲得に王手

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[11.23 J1第32節 G大阪2-1湘南 万博]

 4年連続ACLに王手! 3位ガンバ大阪は、すでに降格の決まっている湘南ベルマーレに2-1で競り勝ち、3連勝を飾った。勝ち点56で並んでいた2位鹿島が磐田に敗れたため、勝ち点を59に伸ばしたG大阪が2位に浮上。次節27日の横浜FM戦に勝てば、3位以内が確定し、自力での来季ACL出場が決まることになった。

 先制点はあっという間に生まれた。開始約30秒、出場停止のDF安田理大に代わって10試合ぶりに先発したDF下平匠の左クロスをFW平井将生が頭でそらし、最後はMF橋本英郎が右足ダイレクトで蹴り込んだ。

 しかし、7月18日の京都戦(1-0)以来の勝利を目指す湘南も意地を見せる。前半27分、FW馬場賢治がゴールまで約30mの距離から強烈なミドルシュート。神戸時代の昨年5月23日の柏戦以来、Jリーグ通算2点目となる移籍後初ゴールで試合を振り出しに戻した。

 何としても勝ち点3の欲しいG大阪は後半に入り、FW宇佐美貴史らを中心に立て続けにチャンスをつくるが、なかなか2点目を奪えない。この嫌な流れを断ち切ったのが、後半12分から途中出場したMF佐々木勇人だった。

 後半30分、MF遠藤保仁からの絶妙なパスに抜け出すと、DFのスライディングを受けながらも、右足で流し込み、勝ち越しゴール。佐々木の5試合ぶり今季2点目が値千金の決勝点になった。

 試合後のインタビューで佐々木は「連戦をホームでできるのは大きなアドバンテージ。次も勝って連勝で連戦を終えたい」とコメント。ACL出場権を懸け、中3日で迎える次節のホーム横浜FM戦に早くも気持ちを切り替えていた。

(文 片岡涼)

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