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前田、史上初の2年連続得点王も「もっと頑張らないと」

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[12.4 J1第34節 C大阪 6-2 磐田 金鳥スタ]

 ジュビロ磐田の日本代表FW前田遼一が2年連続得点王に輝いた。前節まで16得点で名古屋FWケネディ、浦和FWエジミウソンと並び得点王争い首位タイだった前田は、1-3の後半11分、MF西紀寛の右足シュートのこぼれ球にオフサイドラインぎりぎりで反応。左足でゴールへと流し込み、3試合連続となるゴールを決めた。この得点によって17得点とした前田は、この日同じく1ゴールを挙げたケネディと並び得点王を獲得。史上初の2年連続得点王となった。

 前節の名古屋戦では史上9人目のJリーグ通算100ゴール。偉大な記録を達成した直後の試合だったが、貪欲に勝利とタイトルを奪いに行った。0-2の後半4分には追撃ゴールの起点となり、後半38分にクロスを頭で合わせるなど最後までゴールを狙い続けた。ただ2-6の大敗に本人はやはり不満げ。クラブによると前田は、「ゴールを今日決めることができたことも嬉しいですが、それ以上に大敗したことが悔しすぎます。得点王になれましたが、もっと頑張らないといけないと感じました。今年より来年は頑張ります」。

 2年連続で得点王を獲得したものの、チームは昨年、今年ともにリーグ戦11位と低迷。ナビスコ杯での歓喜をJリーグでももたらすべく、エースは意気込みを新たにしていた。

(文 吉田太郎)

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