[12.4 J1第34節 浦和0-4神戸 埼玉]

　ヴィッセル神戸のFW大久保嘉人が来季もチームに残留する意向を明らかにした。自身は左ふくらはぎ肉離れのため4試合連続の欠場。スタンドから携帯電話を片手に試合を見守った大久保は「他会場の経過を見ながらだった。最高ですね。奇跡だったから。京都に感謝ですね」と安堵の表情を見せた。

　神戸がJ2に降格した場合、J1の他クラブへ移籍する可能性も報じられていたが、チームが最終節での逆転残留を果たしたことで状況は変わった。

　「来季も神戸でプレーする?」と聞かれると、「契約も残ってるんでね。(J1に)残ったし、そうなるんじゃないですか」と残留の意思を示した。その上で「来年はもっと上に行かないといけない。この戦い方ができれば、いいチームになるんじゃないかなと思う。団結した力はすごかったし、それを来年も忘れずに。この勢いのまま、団結したまま、1試合1試合やっていきたい」と、来季こそ上位争いに食い込むことを誓っていた。

[写真]神戸FW大久保

(取材・文　西山紘平)