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18歳小川が神戸残留の原動力に、「終わり良ければすべて良し」

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[12.4 J1第34節 浦和0-4神戸 埼玉]

 18歳のゴールが勝利と残留を確信させた。ヴィッセル神戸は3-0の後半48分、MF小川慶治朗がダメ押しの4点目。「プレー自体は全然ダメだったけど、終わり良ければすべて良しというか、最後に決められたのはうれしかった」とはにかんだ。

 和田昌裕監督就任5戦目となった10月23日の名古屋戦(1-2)以降、8試合連続の先発。指揮官の抜擢に応え、ラスト7戦負けなし(4勝3分)で逆転残留を果たしたチームの原動力となった。

 「自分にパスが回ってきて、前を向いて仕掛けられるようになった。途中出場のときはシュートも2、3本しか打てていなかったけど、先発になってからは毎試合ゴール前までいってシュートまでいけるようになった。それが一番変わったこと」

 この日は試合前からプレッシャーに押しつぶされ、緊張を隠せなかった。「自分的には気持ちの弱さが出た」と反省したが、3点目につながる後半7分のPKを獲得。後半ロスタイムには自らゴールも決め、最後はしっかり“帳尻”を合わせた。

 「ホッとしています。チームの一体感、神戸の街の一体感で残れたと思う」。J1残留という結果だけでなく、チームの未来を背負う18歳の台頭もまた、来季以降につながる光となった。

[写真]神戸MF小川

(取材・文 西山紘平)

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