beacon

広島FW李、自己最多11発でチーム得点王

このエントリーをはてなブックマークに追加
[12.4 J1第34節 名古屋2-1広島 豊田ス]

 サンフレッチェ広島のFW李忠成がまたしてもゴールを決めた。チームは名古屋に1-2で敗れたが、李自身はここ12試合で計11得点の大活躍。10得点のFW佐藤寿人を振り切り、チーム得点王に輝いた。

 2点ビハインドにもひとり気を吐いた。前半ロスタイム、ゴール正面、PA手前でボールを受けると自ら持ち込み、グラウンダーの右足シュートで1点を返した。前節の仙台戦ではノーゴールに終わっていたが、最終節で今季通算11点目となるゴールを決め、再びその存在を示してみせた。

 今季は途中出場での起用が続いていたが、佐藤の負傷離脱によって初先発のチャンスを得た9月18日の神戸戦(1-1)で今季初ゴールを決めると、そのまま先発に定着。その神戸戦から5試合連続得点を記録するなどゴールを量産し、佐藤の復帰後も先発の座を手放さなかった。そして、佐藤とともに先発した清水戦(11月23日)で自己最多タイのシーズン10ゴール目を記録すると、最終節で自己記録を更新した。

 天皇杯は既に敗退しているため、李にとっての今シーズンはこれで終了することになる。しかし、李は来年1月にカタールで開催されるアジア杯の日本代表メンバーにリストアップされているとの報道もある。広島での活躍をクラブの外でも発揮することは出来るか。来季以降にも弾みをつける最終戦となった。

(文 片岡涼)

TOP