beacon

「マジでもっとサッカーがしたい!」横浜FM退団の松田が涙の挨拶

このエントリーをはてなブックマークに追加

[12.4 J1第34節 横浜FM 0-2 大宮 日産ス]

 横浜F・マリノスはホーム最終戦を0-2で落とした。この日は今シーズン限りでの退団が発表されているFW山瀬功治、MF清水範久、MF河合竜二の3人が先発出場。12分にはその山瀬がクロスバーを叩くシュートを放ち、MF藤田優人がDFラインの背後を突くなど決定的なチャンスをつくる。

 だが前半39分に右CKから先制点を失うと、MF中村俊輔の左足ミドルなどで反撃するも追いつくことができない。山瀬らと同じく今季限りでの退団が決まっているFW坂田大輔、DF松田直樹投入も実らず。後半ロスタイムには元韓国代表MF李浩にダメ押しゴールを決められて0-2で敗れた。

 16年間に渡りチームを支えた「功労者」松田は試合後、サポーターへ向けて「16年間、生意気でわがままな自分を応援してくれて、本当にありがとうございました。みんなが応援してくれたから自分はマリノスでの1試合1試合気持ちこめて戦ったつもり。みんなの声援が力になりました。マリノスのサポーターはマジ最高ッス。こんな短い時間では伝えられないけど、とにかくみんなは最高だということしか言えない。感謝の気持ちしかない」と涙のあいさつ。これはサポーターへの別れのあいさつでもあった。「オレ、マジでサッカー好きなんスよ!マジでもっとサッカーがしたいっス!(別れはつらいけど)これからもサッカーを続けさせてください!」。涙で横浜FMサポータに別れを告げた「ミスターマリノス」たちが、同時に新たなサッカー人生を歩み始めた。

[写真]感極まって涙した松田がマスコットのマリノスケに頭をもたれかける

★関連写真
横浜FMを退団する松田が男泣き

(文 吉田太郎)

TOP