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[C☆voice_33]中央大GKシュミット・ダニエル「実力を早くみせないといけない」

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 大学サッカー界の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「College star voice」。第33回は中央大学のGKシュミット・ダニエル選手(1年=東北学院高)です。1年生GKとして、所属先の中央大ではなかなか出場機会を得られずにいましたが、今夏いきなり川崎フロンターレの特別指定選手になると、今回は関東選抜候補にも選出されました。大舞台での経験も無く、その能力がまだまだ未知数のシュミット選手。川崎Fの特別指定となった経緯と自身の葛藤。そして今後の目標は?

―今回選抜に初招集されたが。
「とにかくびっくりしました。全く選ばれると思っていなかったので、本当に驚きました」

―これまでのキャリアで選抜の経験は?
「全くないです。大学ではもちろん初めてで、今まで高校でも選ばれたことはないです」

―自身のストロングポイントは?
「キック力くらいです。あとは全然。これからですね」

―今日、初の選抜では立ち上がりから2失点。ほろ苦い選抜デビューとなったが。
「はい……本当にまだまだだなと思いました。厳しいです」

―リーグ戦での出場がなかなかない中で選抜候補に呼ばれ、今年は川崎Fの特別指定選手にもなりました。その経緯は?
「6月に川崎Fのキャンプに行って、『これからも練習生として来てね』と言って頂いて。8月の上旬になってから『そろそろ来て』と言われていたら、その2日後に『やっぱり特別指定にしたい』といきなり言われた感じです」

―特別指定になったのは嬉しかった?
「いや、複雑でした。リーグで試合に出ていないので、本当の実力を見せていない状態で特別指定に入ったというか。自分のポテンシャルだけを見られたみたいな感じもあったのかなと。実力を早く見せないといけないですね」

―自身の目指す選手像は?
「挙げるとしたら、マンUのGKファンデルサールです。あの選手のプレーが目指す形です。身長も自分と同じくらいだし、足元の技術もあるので。自分にはまだまだすぎますけど、目指したい選手の形です」

―特別指定として川崎Fに呼ばれることがあったら?
「いや、まだまだ。まだまだですね。まずは中央大で頑張って、関東リーグで出番をつかまないといけないと思っています」

(取材・文 片岡涼))
連載:「College star voice」

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