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[FCWC]アジア対決は城南一和に軍配

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[12・11 FCWC2010準々決勝 アルワハダ 1-4 城南一和 UAE]

 FIFAクラブW杯2010は11日、開催国UAEで準々決勝の2日目が行われ、開催国枠のアルワハダと、アジア代表城南一和(韓国)が対戦。アウェーの城南一和が4-1の快勝を収めた。

 試合は前半4分、城南一和がいきなりの先制に成功する。MFチョン・グァンジンの出したスルーパスをアルワハダDFハムダーン・アルカマリが中途半端なクリア。こぼれ球をMFマウリシオ・モリーナが左足で突き刺し、城南一和が均衡を破った。

 対するホームのアルワハダも反撃を開始。前半27分、右SBのイッサ・アーメドがゴール前に鋭いクロスを上げると、ニアサイドのFWフェルナンド・バイアーノが頭で合わせ、今大会2得点目となる同点ゴールでネットを揺らした。

 しかし、直後の前半30分に城南一和が再びリードを奪う。左CKからモリーナがゴール前にクロスを上げると、今年度のアジア最優秀選手賞にも選ばれたDFササ・オグネノフスキが高い打点のヘディングを叩きこみ、2-1と勝ち越しに成功した。

 後半に入ると、前掛かりになるアルワハダの裏を突いて城南一和が得点を重ねる。同26分、カウンターからモリーナがPA手前にボールを送ると、FWチョ・ドンゴンのタメからFWチェ・ソングクがフリーで強烈な右足シュートを決め、城南一和がリードを2点に広げた。

 さらに後半36分、アルワハダ陣内のFKからモリーナがゴール前にクロスを送ると、チョ・ドンゴンが頭で合わせて駄目押し点を記録。城南一和が勝利を確実なものとした。

 この結果、城南一和は15日に行われる準決勝で欧州代表のインテル(イタリア)と対戦。一方、敗れたアルワハダは同日行われるパチューカ(メキシコ)との5位決定戦に回ることとなった。

[写真]この日の全得点に絡んだ城南一和MFモリーナ

(文 宝田雅樹)
FCWC2010特設ページ

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