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[大学選手権]関西大のU-19代表・寺岡、永井との対決に「やりがりがある」

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[12.18 全日本大学選手権1回戦 国士舘大2-3関西大 プレテク]

 関西大のU-19日本代表DF寺岡真弘(1年)が“ラッキー”な形で大学公式戦初ゴールを決めた。全日本大学選抜の台湾遠征から前日17日に帰国したばかり。「疲れは多少あったけど、準備はしていた」とCBでフル出場。1-1の後半6分にはDF田中雄大の右CKにファーサイドで合わせ、勝ち越しゴールを奪った。

 寺岡がヘディングシュートを放ったあと、ゴール前に飛び込んだ味方選手が詰めて押し込んだが、公式発表は寺岡の得点。「僕のゴールじゃないです」と本人も苦笑いだったが、関西リーグでも得点のなかった寺岡にとっては、全国大会での貴重な一発が待望の大学サッカー初ゴールとなった。

 23日の準々決勝では大学ナンバー1ストライカーのFW永井謙佑を擁する福岡大と対戦する。前日まで全日本大学選抜でチームメイトだったFW石津大介に対しては「石津は放っておいても自爆すると思うので」と冗談めかして話したが、永井とのマッチアップには「やりがいがある」と目を輝かせた。

 「ものすごい速いと思うし、経験したことのない相手なので楽しみ。個人的には大学に入って初めての全国大会だし、緊張感のある試合ができるのはうれしい。4回生にとって最後の舞台に僕も出ているので、4回生のためにも頑張りたい」。U-19日本代表として臨んだAFC U-19選手権、全日本大学選抜の台湾遠征。過密日程の続いた1年間の締めくくりとなる大会で有終の美を飾るつもりだ。

[写真]後半6分、CKからゴールを決めたDF寺岡真弘(右から2人目)がチームメイトと喜ぶ

(取材・文 西山紘平)

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