[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.2 全国高校選手権2回戦 新潟西3-1宇部 江戸川陸上競技場]

　身長166㎝と子柄だが、新潟西FW山川翔也(2年)は切れ味、テクニック、そして相手の裏を突くセンスは際立っている。宇部戦では、1点目は左足、2点目は右足で決めた。本人いわく「ヘディングも得意です」。2トップのコンビを組むFW吉川武志(2年)も165㎝と小柄。お互いのコンビネーションも上々だ。

　主将のMF山川将生(3年)は実兄。試合開始当初は緊張で「体が震えているのが、わかりました」(本人)。とはいえ、天性の試合勘か、慣れるのも早かった。

「ボールを持ちすぎだと監督から指摘されたので、今日はパスも意識したら、うまくできました。ハットトリックのことも考えましたが、チームの勝利を重視しました。今日だけで随分成長したと思います」(山川)

　3回戦の相手、立正大淞南には09年のインターハイ1回戦で対戦して、敗れた経験がある。とすれば今回は当然、「リベンジしたいです」(山川)。

(写真・文　木次成夫)

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【特設】高校選手権2010