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[大学選手権]磐田入団の金園が豪快な先制点!!

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[1.5 全日本大学選手権決勝 中京大1-2(延長)関西大 国立]

 関西大に先制ゴールをもたらしたのはFW金園英考(4年)だった。前半19分、DF田中雄大(4年)からのクロスにファーサイドで合わせると、頭一つ抜け出して、高い打点から強烈に叩き込んだ。

 来季の磐田入団が内定している金園だが、今大会は「大会を通じてフィニッシュが課題だった」と本人が振り返る通りにゴールが遠かった。初戦の国士舘大戦で1得点を挙げるも、その後は沈黙。10月に右足首を手術し、11月下旬に復活したばかりという影響もあってか、精度を欠いた場面が目立っていた。

 それ故、決勝進出を決めた直後には「運がなかった。ゴミ拾いとか掃除をして運を上げときます」と話していたが、実際は「自分の力でやったろと思った」と何もしなかったという。そして、見事に“自分の力”で初戦以来の一発を決めてみせたのだ。

 そんな金園のことを島岡健太監督は「彼の周りは笑顔が絶えない」と話すが、これについて本人は「男は集まるんですけどね~。女の子だけが集まらない!」と苦笑いしていた。

 誰とでも良く話し、人望の厚い金園はすぐに新天地でも馴染めるはずだ。実際に、磐田のエースFW前田遼一とは「他愛も無い話とかも結構話します!俺からかなり喋りかけるので」と早速打ち解けている。

 「磐田では前田さんに少しでも近づけるように頑張りたい」と今後の意気込みを語った。大学日本一というタイトルを手に、最高の形でプロの世界へ飛び込んでいく。

[写真]金園の先制点のシーン

(取材・文 片岡涼)
第59回大学選手権特集 

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