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日本vsヨルダン 試合後のザッケローニ監督会見要旨

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[1.9 アジア杯B組 日本1-1ヨルダン カタールスポーツクラブ]

 日本代表は9日、アジア杯グループリーグ初戦でヨルダン代表と対戦。前半45分に先制点を許す苦しい展開となったが、敗色濃厚の後半ロスタイムにDF吉田麻也が起死回生の同点ゴールを決め、1-1で引き分けた。
以下、試合後のザッケローニ監督会見要旨

アルベルト・ザッケローニ監督
「結果には満足していない。90分間主導権を握って、ヨルダンは引いて守る展開だった。特に前半は満足できない。プレースピードが上がらず、意味のないボールポゼッションが多かった。日本は17本のシュートを打って、枠内シュートは7本だったが、ヨルダンは7本打って2本しか枠にいってない。初戦は難しいと思っていたし、相手がスペースを与えてくれないことも予想していた。しかし、プレースピードをもっと上げていかないといけない。チャンスで決め切れず、オウンゴール(公式記録はハサンの得点)を与えて、さらに混乱する戦いを強いられた。狭いスペースで素早くボールを動かせたときは上手くゴールに迫れたと思っている。総括すると、前半の出来は不満、後半はまあまあ満足という印象だが、これだけシュート数に差がある試合ならシュート数が多いチームが勝ちたいと思っている。ヨルダンだけでなく、他のチームもこういう戦い方をしてくる。相手次第というよりも我々次第だと思っている」

―岡崎が入って試合が動いたように見えたが?
「岡崎が入って、イニシアチブを取って攻撃が活性化された。そのタイミングで球離れもよくなった」

―ヨルダンの印象は?
「ヨルダンはいい守備的な戦い方をしていた。オウンゴールで点を取って、自信を付けられたことでやりづらかった」

―この結果を予想していたか?
「結果については予想していなかった。いくつかのエピソードを考えると、ヨルダンが先に点を取って試合展開が変わったと思う。日本は勝つための試合をした。先制されて、残念だったが、後半はやってくれると思って切り替えた。ただ、攻撃のプレースピードが上がらないとこういう結果になる」

(以下、ミックスゾーンでのコメント)
「当然、チームを勝たせるための準備をしてきたし、勝つと選手にも話していた。ただ、こういうチームに対してプレースピードが上がらないとこういう結果になってしまう。シュート数だけ見れば、うちが勝たないといけない試合だったが、苦戦を強いられた。バランスと勇気というこのチームのコンセプトに則って選手たちはプレーしてくれたが、フィジカル面で疲れが見えた」

(取材・文 西山紘平)

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