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[選手権]滝川二の2年生ら、早くも連覇へ意欲

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[1.10 全国高校選手権決勝 久御山3-5滝川二 国立]

 日本一に輝いた滝川二だが下級生たちは優勝の余韻に浸ることなく、すぐに来季へ向けての目標を語った。主将のFW浜口孝太(3年)や大会得点王のFW樋口寛規(3年)の抜ける穴は大きいが、後輩たちは先輩たちを追い抜こうと、すでにやる気は十分だ。

 チームの中心となるDF亀岡淳平(2年)は「まずは練習試合で全試合勝っていきたい。それで公式戦でも全部勝てれば」と意気込み、MF筒井亮磨(2年)も「3年になって県内3冠を取れるように」と早くも来季への目標を話した。

 また、今大会でゴールを守った2人の守護神に代わり、これからのチームを引っ張っていくGK清水貴大(2年)は「今年を越えるためには、インハイも選手権も両方優勝しないといけないってこと。相当なプレッシャーですけど、自分は今回出られなかった分、来年こそ頑張りたい」と力強く話した。登録メンバー25人の内、唯一出場できなかった悔しさは来季に晴らすつもりだ。

 今年度の夏の総体では準優勝、冬の選手権では優勝。この成績を超えることは容易ではないのは、全員が感じている。それでも、そんな輝かしい成績に挑戦できる権利があるのは滝二だけ。だからこそ選手たちも、より高みをめざそうと上を向く。

 試合後のミーティングでは、主将のFW浜口孝太(3年)から「1、2年生を応援してるから。頑張ってほしい」とエールが送られた。すぐに新チームは始動し、今月14日からは広島遠征を行う予定だ。偉大な先輩たちの背中を追い、新チームはスタートを切る。

[写真]滝川二DF亀岡(写真協力 『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 片岡涼)
【特設】高校選手権2010

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