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[EL]欧州デビューの岡崎が左サイドでフル出場も…シュツットガルト逆転負け

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[2.17 EL決勝T1回戦第1戦 ベンフィカ2-1シュツットガルト リスボン]

 岡崎、フル出場の欧州デビューも逆転負け……。ヨーロッパリーグ(EL)は17日、各地で決勝トーナメント1回戦第1戦を行い、FW岡崎慎司が移籍したシュツットガルト(ドイツ)は敵地でベンフィカ(ポルトガル)と対戦し、1-2で敗れた。

 国際サッカー連盟(FIFA)が暫定的な選手登録を認める裁定を下し、待望の移籍後初出場となった岡崎は4-2-3-1の左サイドで先発。前半15分にはカウンターから左サイドをドリブルで駆け上がり、DF2人の間を強引に突破して右足でシュートを放ったが、GKのセーブに阻まれた。

 前半21分、縦パスに抜け出したオーストリア代表MFマルティン・ハルニクが絶妙なワントラップから右足アウトサイドでループシュートを決め、アウェーのシュツットガルトが先制。その後は岡崎も自陣まで戻って守備で体を張るなど1点リードを守ろうとしたが、徐々にベンフィカに押し込まれ、後半は防戦一方となった。

 後半7分のDFファビオ・コエントロン、同15分のMFパブロ・アイマールのシュートはGKスベン・ウルライヒが立て続けに好セーブを見せるが、怒涛の反撃を見せるベンフィカの猛攻に耐えきれなかった。

 後半25分、右クロスのセカンドボールをFWオスカル・カルドソに叩き込まれ、同点に追い付かれると、同36分にはFWフランコ・ハラのミドルシュートがクロスバーを叩いてゴールラインを割り、ベンフィカが逆転に成功した。

 左サイドに張った位置でプレーする時間が長かった岡崎は計7回のファウルを受けるなど、当たりの激しいディフェンスに手を焼き、周囲との連係もいまひとつ。後半41分には岡崎が獲得したFKを途中出場のMFエウソンが直接狙ったが、惜しくもゴールポストを直撃した。

 結局、試合はそのまま1-2で終了。90分フル出場を果たした岡崎だが、シュートは前半15分の1本のみで、チームも逆転負けとほろ苦い欧州デビューとなった。第2戦は24日にシュツットガルトのホームで行われる。

[写真]先発で欧州デビューを飾ったFW岡崎慎司
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(文 西山紘平)

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