beacon

[EL]両チーム最多のシュート5本も…ホーム初登場の岡崎は初ゴールならず

このエントリーをはてなブックマークに追加

[2.24 EL決勝T1回戦第2戦 シュツットガルト0-2ベンフィカ]
※2戦合計4-1でベンフィカが2回戦進出

 ヨーロッパリーグ(EL)は24日、各地で決勝トーナメント1回戦第2戦を行い、FW岡崎慎司の所属するシュツットガルト(ドイツ)はホームでベンフィカ(ポルトガル)に0-2で敗れ、2試合合計1-4で敗退が決まった。

 公式戦3試合連続の先発でホーム初登場となった岡崎は4-2-3-1の左サイドから積極的に仕掛け、両チーム最多となるシュート5本を放ったが、決定力を欠き、初ゴールならず。0-1の後半33分には岡崎のファウルで与えたFKをFWオスカル・カルドソに直接決められ、決定的な2点目を許すなど、悔しさの残る敗戦となった。

 アウェーでの第1戦を1-2で折り返し、1-0勝利ならアウェーゴールの差で上回るシュツットガルトは前半15分、岡崎が左サイドから強引に中に切れ込み、チャンスをつくるが、右足のシュートはGKがキャッチ。すると同31分、CKからMFサルビオに豪快なボレーシュートを叩き込まれ、先制を許した。

 これで勝ち抜けには最低でも2点が必要になり、何とか反撃を狙うものの、ベンフィカの寄せの早いプレッシャーの前にビルドアップもままならない。DFラインからGKへのバックパスを繰り返し、ホームのサポーターからも激しいブーイングが飛んだ。

 1トップのFWシプロックにボールがおさまらず、足元へのパスが多いシュツットガルトはなかなかチャンスをつくれずにいたが、その中で気を吐いたのが岡崎だ。裏を突く動きを繰り返してパスを呼び込み、後半27分には狙い通り縦パスに抜け出して左45度から左足でシュート。しかし、これはわずかにゴール右へ外れ、その後も右クロスからヘディングシュートを放つなどチャンスを迎えたが、GKの好セーブもあり、得点を奪えなかった。

 後半7分にGKツィークラーが負傷交代するアクシデントにも見舞われたシュツットガルト。ホームでの零封負けでELからの敗退は決まったが、降格圏の17位に低迷するリーグ戦に早く切り替え、1部残留に向けて立て直していくしかない。

[写真]両手を広げて悔しがるFW岡崎慎司

(取材・文 西山紘平)

▼関連リンク
EL10-11特集

TOP