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初出場のC大阪は新助っ人2発で白星スタート!!

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[3.2 ACL GL第1節 C大阪2-1アレマ・インドネシア 長居]

 C大阪、アジア初挑戦は白星スタート! AFCチャンピオンズリーグ2011の第1節2日目が2日に各地で行われた。同大会初出場のセレッソ大阪はホームで10年インドネシアリーグ王者のアレマ・インドネシア(インドネシア)と対戦し、新加入のFWホドリゴ・ピンパォンの2得点の活躍で2-1勝利をつかんだ。

 C大阪は4-2-3-1システムを採用しGKはキム・ジンヒョン、DFラインは右から高橋大輔、茂庭照幸、上本大海、丸橋祐介。中盤は中後雅喜、マルチネスのダブルボランチで、その前方には右に倉田秋、左に乾貴士。トップ下にはキム・ボギョンが入り、1トップは新加入のFWホドリゴ・ピンパォンが務めた。

 アジア初挑戦だったが、ホームの観衆を味方にC大阪が相手の出鼻をくじいた。前半14分、MFキム・ボギョンが相手陣内で激しくプレッシャーをかけてボールを奪い、左サイドのDF丸橋祐介へパスをつないだ。再びボールを受けたキム・ボギョンが乾貴士へ縦パスを通すと、乾の左クロスにファーサイドでFWホドリゴ・ピンパォンが頭で合わせ先制点を決めた。新加入の助っ人FWの公式戦初試合でのゴールで勢いづいたC大阪は、その後もチャンスをつくっていく。

 対するアレマ・インドネシアは、カウンターを狙って攻撃を仕掛けるが、好機をつくることはできない。同30分に唯一のチャンスを迎え、DFプルワコ・ユディ・プラトモがDFラインの裏を狙ったスルーパスを通して、FWアフマド・アミルディンが左サイドからミドルシュートを狙ったが、クロスバー上方へ外れた。その後は決定的な場面もなく、C大阪が1点のリードを守って前半を終了した。

 後半に入ると、C大阪は主導権を握っていた前半から一転。後半4分という早い時間に追いつかれてしまった。左CKからのゴール前の混戦で、相手MFの蹴ったボールがDF上本大海の手に当たったとしてPA内でハンドを取られた。このPKをFWノー・アラム・シャーにゴール下左に決められ、まさかの同点となった。

 再びリードを取り戻したいC大阪は果敢に攻めこむ。同23分には丸橋の左クロスを乾がスルー。マルチネスの右足シュートはGKに弾かれたが、こぼれ球に倉田がつめた。しかし、これはDFにクリアされ、得点にはつながらない。1分後にはキム・ボギョンがPA外から左足でミドルシュートを狙ったが、ポストを叩いた。同27分には中央でボールキープしたピンパォンから左サイドへ走りこんだキム・ボギョンへつなぎ、最後は倉田がフィニッシュへ持ち込んだが、DF陣につぶされた。
 
 決定的な場面をつくるが得点にならず、もどかしい時間が続いていたが同30分、待望の勝ち越しゴールを奪った。ルーズボールの競り合いから丸橋が削られてPA外左でFKを獲得。中後が蹴ったボールは、ニアサイドで競り合ったマルチネスがシャドーになってゴール前へ流れ、最後はピンパォンが右足ワンタッチで押し込んで勝ち越しに成功した。

 その後、相手も同点を狙って攻めてきたが、C大阪は茂庭らDF陣が踏ん張り跳ね返す。攻撃陣も最後まで攻勢を弱めず、しっかりと逃げ切りに成功。2-1で“ACLデビュー戦勝利”をつかんだ。

[写真]25日のキックオフカンファレンスでの一コマ。C大阪は初参戦ながら勝利をつかんだ

(文 片岡涼)
ACL2011特設ページ

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