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[デンチャレ]九州が北海道・東北に6発大勝!

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[3.4 デンソーカップチャレンジ1回戦 九州選抜6-0北海道・東北選抜]

 大学サッカーの地域対抗戦「第25回デンソーカップチャレンジサッカー」が4日、大阪府堺市のJ-GREENで開幕。九州選抜は北海道・東北選抜に6-0で大勝し、準決勝進出を決めた。

 スコアもさることながら、シュート数でも22対1という一方的な展開となった。九州が立ち上がりから試合のペースを握り、圧倒する時間が続いた。中央でブロックを固める相手に対し、サイドを制圧。センタリングの連続砲火で相手ゴールを脅かした。15分、右サイドからのクロスをサガン鳥栖の特別指定選手でもあるMF黒木晃平(佐賀大3年=大津高)が合わせて先制。30分には同様の形からFW岡田翔平(鹿屋体育大3年=F東京U-18)が流し込んで追加点を奪った。

 九州は後半の立ち上がり、7分にも左から崩してFW石津大介(福岡大3年=福岡大大濠)が決めてダメ押しの3点目を奪った。以降は、選手交代を行いながらペースアップ。相手に振り回されて疲弊する北海道・東北選抜をしり目に、ゴールラッシュを続けた。28分にFW島屋八徳(宮崎産業経営大3年=折尾愛真高)、36分にMF田中智大(福岡大2年=福岡U-18)、40分にMF清武功暉(福岡大2年=大分U-18)といずれも途中出場の選手が追加点を挙げた。

 防戦一方と苦しんだ北海道・東北選抜はボランチの上原拓郎(北海道教育大岩見沢校1年=札幌U-18)がゲームを落ち着かせようと奮闘したが思うようにはいかず、主将を務めるFW後藤裕樹(札幌大3年=室蘭大谷高)、右MF森田光哉(仙台大3年=青森山田高)がスピードを生かした個の突破もシュートへ持ち込むまでには至らなかった。

 勝った九州選抜を率いる笛真人監督(宮崎産業経営大)は「選抜チームだし、先発と控えで遜色のないメンバーが組める。前半の選手が頑張ったから相手が疲れて、後半の選手が活躍できた部分もある。試合前から選手がモチベーションを高めて臨んでくれた。一体感があったので選手を入れ替えてもチームが機能し続けたのではないかと思う。控えに回った選手が、自分が何をすべきかを考えてプレーしてくれていた」と総合力による勝利を強調。あす5日の準決勝では、関東選抜Aと対戦する。笛監督は「今日大勝したからと言って、明日勝てるわけではない」と、あくまで冷静を貫いてグラウンドを後にした。

[写真]島屋が決めた4点目を喜ぶ九州選抜イレブン
(取材・文 平野貴也)
第25回デンソーチャレンジ堺大会特集

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