beacon

小野&高原コンビも不発、新生・清水はシュート5本の完敗

このエントリーをはてなブックマークに追加

[3.5 J1第1節 柏3-0清水 柏]

 新生清水エスパルスは不安の船出となった。今季J2から昇格してきた柏に0-3の零封負け。シュート数5対14の完敗だった。ビルドアップで単純なミスやバックパスが多く、前への推進力が出なかった。相手に背後のスペースを狙われると、最終ラインがずるずる下がって全体が間延び。1トップで先発したFW伊藤翔、後半10分から1トップに入ったFW高原直泰はともにシュートを打てなかった。

 高原は「(ベンチから)試合を見ていて、パスを出すところがなくて困っている感じだったので、自分が入って顔を出そうと思っていたけど、なかなか受ける機会がなかった」とうなだれ、トップ下のMF小野伸二は「練習でやれたことを今日は出せなかった。ナーバスになってしまった。もっと簡単にボールをさばいて、サポートももっとやらないといけない」と反省した。

 Jリーグ初采配が苦い敗戦となったアフシン・ゴトビ監督は「今日のパフォーマンスは本当の自分たちのものではなかった。我々はもっといいチームだし、私は自信を持っている」と力説。高原も「やることはハッキリしているので、それをやることが大事。悲観的にならずにやっていきたい」と前を向いたが、いったん“解体”されたチームが完成するまでにはまだまだ時間がかかりそうだ。

[写真]不発に終わった高原

(取材・文 西山紘平)

TOP