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[Y☆voice79]日本高校選抜MF谷口智紀(滝川二)「高校での自分のプレーに点、アシストをプラスしたい」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第79回(11年日本高校選抜編第13回)はMF谷口智紀選手(滝川二高)です。
 中盤の柱として全国高校選手権日本一に大きく貢献したセンターハーフ。ボール奪取能力の高さに加えて、ダイナミックな突破、そして正確なミドルパスを操ったMFは当然のように高校選抜入りしました。日本一へ駆け上がった高校生活、そして将来をどう考えているのか?(取材日:3月5日)

―高校3年間を振り返って
「ボクは京都に住んでいたんですけど、滝二に行くことになって。行くからには日本一目指してやっていましたし、3年間それだけは曲げずにやってきたんで、結果でその思いが実現できたのは良かったです。この3年間は1年のときに初めて上下関係とか知って、苦労もいろいろあって、2年生のときは一個上でポジション被っていた先輩が上手くて、Aチームにはいたんですけれど、全然試合には出れなかった。それでも、1年間努力した結果、新チームでは新人戦から結果が出たんで、2年のときの1年間は3年間の中で一番でかかったと思います。それがラストの年になって全国大会でも自分のやりたいようなプレーができましたし、インターハイも準優勝して高円宮にも出られましたし、1年間を通してできたんで、今になって思えば、試合に出られなかった2年のときに一番いい経験ができたと思います」

―自分自身の全国でのプレーを評価すると
「全国大会になってチームの調子も上がってきて、それに自分も上手く乗れて、全部の試合で自分の納得のいくプレーができていました。(香川)勇気としっかりコミュニケーションとって、2人で1試合ずつ大事に行こうという話もしていましたし、それが全国でも通用したのは自信にもなりましたし、今後のサッカー人生にいかしていきたいです」

―選手権では優勝に貢献した一方で、ゴールへ向かう動きとか、完璧ではないけれど大きな可能性も感じました
「自分でももっとゴール前で怖い選手にならないといけないと思っています。ゴールにしろ、アシストにしろもっと絡んでいかないと、上に行ったら通用しないと思う。だから大学に行ってからはゴール前の精度を上げて、点も取れてアシストもできてというのを高校での自分のプレーにプラスしていけたらいい」

―進学する立命館大ではどのよう部分でアピールしたい?
「今回の合宿が終わればもう立命館の練習には行くんですけれど、最初から遠慮はせずにガンガンポジション取りに行こうと思っています。1年目から試合に絡んでいけるようにしていきたい。プロになるのを目標として、4年間もう1回、一からやっていこうと思っているんで、しっかり努力して、もう1回大学でも日本一というのを経験したい。最終的にプロというところにたどり着けたらいい」

―日本一になって自分自身の目線も上がったのでは?
「高校3年になるまでは全国大会でもそんなに成績を残せていなかったし、自信を持つこともできなかったですけど、インターハイで勝つことができて全国でのレベルを知れたというか、自分たちもそんなに遠い感じはしないなということがわかったんで、それが自信になりました。大学でも日本一目指していきたい」

―高校選抜での目標について
「小島とか上手いんで負けられないですけど、めっちゃいい経験できると思うんで、今後絶対生きてくるとも思うし、この経験は大切にしていきたい」

(取材・文 吉田太郎)
連載:
「Youth star voice」

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