beacon

[Y☆voice82]日本高校選抜FW小牟田洋佑(前橋育英)「10番のプレッシャーはあったけど役割も果たせた」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第82回(11年日本高校選抜編第16回)はFW小牟田洋佑選手(前橋育英高)です。
 高校2年時にインターハイ優勝を経験し、高校3年ではタレント軍団、前橋育英のエースストライカーを務めた189cmの大型ストライカー。長身を生かした空中戦やポストプレー、そして迫力あるゴールへのプレーで存在感を放ったFWの高校3年間、そして現在考えている将来とは?(取材日:3月5日)

―高校3年間を振り返って
「高校に入った最初の時はトップチームでやらせてもらったんですけれど、全然何もできなくて。最初はポストプレーとか全然できなかったです。でも徐々に自分の足りないところとかが分かってきて。そして3年生になってそういう部分が成長できて、本当に育英に来てよかったと思います。レベルが高い選手がいろいろな県から集まっていたけれど、そのレベルの高い中でみんなと切磋琢磨できた。成長できた部分は全てなんですけれど、特に技術面は本当に伸びたと思う。中学の時は技術がなかったんですけど、高校に入ったらみんな技術があったから、それで自分ももっと練習しなければと思って練習してきた。技術は今通用する武器になっていると思います」

―前橋育英の10番のプレッシャーはかなりのものだったと思うが
「育英の10番といったらプロとかみんななっているんでやっぱそういうところのプレッシャーはあったんですけど、最後、選手権でも点を取れたんでそういう部分では役割を果たせたと思います。練習試合とか公式戦でも点とか取れるようになって、自分的にはできるかなという自信もついていた」

―2年のときにインターハイで優勝して3年でもという気持ちがあったと思うが
「優勝はできなかったんでやり切れてはいないんですけど、自分の全力は出せたと思います」

―今感じている課題は
「選手権で感じた課題は、いい流れの時間帯のときにもっとゴールへ向かえばもっと点が取れたと思うんですよ。ゴールへ向かう意識が低かったと思います」

―進学する駒澤大ではFWの役割が本当に大きなチーム
「駒澤はセンターバックが結構ボールを蹴ってくるんで、そこで自分が前で競って起点をつくらないといけない。最初はできない部分が多いと思うんですけど、自分ができない部分を徐々に把握して改善していければ大学でも通用できると思う。1年目はまずレギュラーを獲得すること。レギュラーで出れるようになったら1試合でも多く点を取る。何点とかは分からないですけれどできるだけ多くの点を取りたいと思います」

―4年後へ向けて
「4年後にはプロになりたいと思っているんで、大学で自分の足りないところを成長させていって、プロになりたいなと思います」

―最後に高校選抜について
「高校選抜はもし選ばれたらですけれど、海外の選手とできるんでいい経験となると思うので大学、プロにつなげていきたい」

(取材・文 吉田太郎)
連載:
「Youth star voice」

TOP