高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第96回(11年静岡県高校選抜編第9回)は名門・藤枝東のMF荒木慎平選手です。
　今年の静岡県高校新人戦を制して復活への第一歩を刻んだふじ色軍団のナンバー10。高い得点力を備えた技巧派アタッカーの武器、目標とは?(取材日:3月6日)

―新人戦は静岡で優勝。幸先いいスタートを切ったけれど、今年の目標は
「新人戦で優勝していい自信になった。一方でチームの課題も見えてきた。プリンスリーグ、インターハイへ向けて改善しなければいけない。目標はプリンスで1部に上げること。そしてインターハイ、選手権で全国を狙いたい」

―自分の武器と考えているのは?
「自分はサイドハーフなので得点に絡む動きが重要になる。センタリングが得意ですけど、それだけでなく点を取る気持ちでやる。ドリブルからのシュートが武器なので、そこで得点を増やしたい」

―藤枝東の小柄な10番では河井選手(陽介、慶應義塾大、07年度全国準V時のエース)と重なる部分がある
「河井さんは藤枝東で同じ10番をつけていた。河井さんの時代の映像を見ているけれど、河井さんは(自分と同じく)小さいのに全国で得点に絡んでいる。自分もゴール前のドリブル、シュートは目標の河井さんに負けない」

―チームとしてはもちろん、個人としても重要な1年になる
「今年は全国に出て活躍して、いい成績を残してプロに行きたい。(最近は全国に出ていないので)その分やらないといけないと感じている」

(取材・文　吉田太郎)

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「Youth star voice」