高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ イースト

　高校年代の全国リーグ、高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグイーストは18日と19日、第12節を行い、6勝5分で無敗の首位・コンサドーレ札幌U-18(北海道)に初黒星がついた。

　静岡学園高(静岡)と対戦した札幌U-18は前半41分、静岡学園に先制点を奪われる。静岡学園はU-17日本代表候補MF渡辺隼の右CKをCB望月大知が頭でつなぐと最後はMF木本恭生が頭で押し込み先制ゴール。さらに後半16分にはU-17日本代表MF長谷川竜也のパスからFW山本真也が加点した。札幌U-18は後半32分にU-18日本代表FW榊翔太のラストパスを受けたFW下田康太が追撃ゴールを決めたものの、逃げ切った静岡学園が2-1で勝利。静岡学園は5位へ浮上した。

　2位の東京ヴェルディユース(東京)は浦和レッズユース(埼玉)に2-4で競り負けた。浦和ユースは前半11分と後半14分にMF矢島慎也がゴール。一方の東京Vユースは後半32分にU-18日本代表FW南秀仁のゴールで1点差とすると34分には南のパスからU-17W杯日本代表MF中島翔哉が同点ゴールを決めて追いつく。だが、浦和ユースは後半37分、交代出場のFW関根貴大が自らのシュートのこぼれ球を押し込み勝ち越し。ロスタイムにもFW鈴木悠太がゴールして東京Vユースを振りきった。

　上位チームでは3位の青森山田高(青森)も敗戦した。流通経済大柏高(千葉)と対戦した青森山田は前半20分、MF高橋晃司が左足で先制ゴール。だが流通経済大柏は後半5分、全国高校総体得点王のFW田上大地主将のゴールで同点に追いつくと、交代出場のFW中村慶太が3得点を決めて4-1で逆転勝ちした。

　FC東京U-18(東京)対清水エスパルスユース(静岡)戦は3-3で引き分けた。試合は前半41分に2-1とリードしていたFC東京U-18のGK谷俊勲が2枚目の警告を受けて退場。数的優位を得た清水ユースはU-18日本代表のMF石毛秀樹とFW柏瀬暁のゴールにより逆転する。だがF東京U-18は試合終了間際の後半44分、左FKからDF石原良将が同点ヘッドを決めて土壇場に追いついた。

　三菱養和SCユース(東京)対尚志高(福島)戦はMF後藤拓也の2発で2点を先取した尚志が、MF金田一樹のゴールなどで加点し、4-2で勝利している。

【プレミアリーグイースト第12節】
(9月19日)
[駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場]
三菱養和SCユース2-4尚志高
[三]オウンゴール(36分)、黒木周(50分)
[尚]後藤拓也2(25分)、金田一樹(45分)、山岸祐也(71分)

(9月18日)
[札幌サッカーアミューズメントパーク(人工芝)]
札幌U-18 1-2静岡学園高
[札]下田康太(77分)
[静]木本恭生(41分)、山本真也

[流通経済大柏高G]
流通経済大柏高4-1青森山田高
[流]田上大地(50分)、中村慶太3(58分、71分、77分)
[青]高橋晃司(20分)

[東京ガス深川G]
F東京U-18 3-3清水ユース
[東]二瓶翼(8分)、石原良将2(32分、89分)
[清]石毛秀樹2(22分、45分+1)、柏瀬暁(57分)

[ヴェルディG]
東京Vユース2-4浦和ユース
[東]南秀仁(77分)、中島翔哉(79分)
[浦]矢島慎也2(11分、58分)、関根貴大(82分)、鈴木悠太(90分+2)
※浦和公式サイトより

※日程は変更あり
特設:プレミアリーグイースト
(構成 吉田太郎)