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名古屋・藤本が華麗なFKで移籍初ゴール

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[4.12 ACL第2節(延期分) 名古屋4-0アルアイン 瑞穂陸]

 ファーストゴールはやはり“飛び道具”だった。名古屋グランパスのMF藤本淳吾が、アルアイン戦で移籍後初ゴールを決めた。後半32分、自らが奪って得たゴール正面のFKの好機で左足一閃。壁の上をうまく射抜いてゴール左上に突き刺した。大量点が欲しい中、ビューティフルFKで4-0とする一撃を決めた。

「いやあ、良かったです。ほっとした? きょうの内容ではほっとできないですね。とりあえず、決めれて良かったです」

 ゴール数の割には、満足できる試合内容ではなかったという。そして、FK弾の前の後半28分、左サイドを務めた永井謙佑の絶妙クロスに、藤本はフリーながらヘディングシュートを外していたため、試合後のテレビインタビューでは、満足顔は見せたなかった。だが、名古屋にとっても、本人にとっても大きなゴールとなった。

 これでACLは1勝1分1敗と3位に浮上した。この日4得点したことで、得失点差はマイナス2からプラス2に伸ばした。グループリーグを勝ち抜くうえで、藤本が決めた1ゴールが大きな意味を持つ可能性がある。

 ストイコビッチ監督も「攻撃陣が奮起してくれた。最後まで攻撃の手を緩めなかった」と評価した。次節20日の敵地FCソウル戦などこれから接戦が続くことが予想されるが、藤本の“飛び道具”は大きな武器となり続ける。

(文 近藤安弘)

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