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[EL]10人のブラガが耐え抜く、ポルトガル勢3チームが4強入り

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 ヨーロッパリーグ(EL)は14日、各地で準々決勝第2戦を行い、ポルト(ポルトガル)、ベンフィカ(ポルトガル)、ブラガ(ポルトガル)、ビジャレアル(スペイン)が準決勝進出を決めた。4強のうち3チームをポルトガル勢が独占。4月28日、5月5日に行われる準決勝はポルト対ビジャレアル、ブラガ対ベンフィカのカードで争われる。

 アウェーでの第1戦を1-1で終えたブラガはホームにディナモ・キエフ(ウクライナ)を迎えた。0-0でもアウェーゴールの差で勝ち抜けとなるブラガは前半17分、MFウーゴ・ビアナが強烈な左足ミドル。いいリズムで試合を進めていたが、前半29分に状況は一変した。DFパウロ・セーザルが足の裏を見せた危険なタックルで一発退場。残り61分間、数的不利に立たされた。

 ディナモ・キエフに押し込まれる時間が長くなったブラガだが、粘り強く耐え、逆にカウンターからチャンスをつくる。後半5分にはスルーパスに抜け出したMFリマがGKと1対1の絶好機。シュートはGKの好セーブに阻まれたが、勝ち抜けにはゴールが必要なディナモ・キエフにも徐々に焦りの色が出始めた。

 ディナモ・キエフは後半16分、MFポポフの左クロスにFWクラベツが合わせるもGKが鋭い反応で弾き出す。同32分にも左サイドを抜け出したMFヤルモレンコが折り返したが、DFが間一髪のところでクリアした。

 FWシェフチェンコを出場停止で欠くディナモ・キエフは、10人ながら体を張ってゴールを死守するブラガの牙城を崩せない。後半42分にはポポフが2枚目の警告で退場し、10人対10人に。結局、試合はそのまま0-0で終了。2試合合計1-1、アウェーゴールの差でブラガがクラブ史上初のベスト4進出を果たした。

以下、準々決勝第2戦結果

スパルタク・モスクワ 2-5 ポルト
※2戦合計10-3でポルトが準決勝進出
[ス]ジュバ(52分)、アリ(72分)
[ポ]フッキ(28分)、クリスティアン・ロドリゲス(45分+2)、グアリン(47分)、ファルカオ(54分)、ルーベン・ミカエウ(89分)

PSV 2-2 ベンフィカ
※2戦合計6-3でベンフィカが準決勝進出
[P]ジュジャーク(17分)、レンス(25分)
[ベ]ルイゾン(45分+3)、カルドソ(63分)

トゥエンテ 1-3 ビジャレアル
※2戦合計8-2でビジャレアルが準決勝進出
[ト]バイラミ(32分)
[ビ]ロッシ(60分)、マルコ・ルベン(84分)、カニ(90分)

ブラガ 0-0 ディナモ・キエフ
※2戦合計1-1、アウェーゴールの差でブラガが準決勝進出

(文 西山紘平)

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