[4.23 J2第8節 札幌0-1湘南 札幌ド]

　湘南ベルマーレが敵地で行われた一戦で、コンサドーレ札幌に1-0で勝利。開幕から連勝を飾り、暫定・首位をキープした。

　試合を決めたのはベテラン選手の一撃だった。後半23分、MF永木亮太とのワンツーから右サイドを抜け出したFW佐々木竜太がゴールライン際から右クロス。ファーサイドでこれに合わせたのがMF坂本紘司だった。相手DFを寄せ付けない強烈なヘディングシュートで決勝点を叩き込んだ。

　試合後のテレビインタビューで坂本は「周りがチャンスをつくってくれたのでラッキーなゴールでした」と謙遜したが、2000年から湘南に所属するチーム最古参のMFが“仕事人”として役割を果たした。「地震の影響で大変な状況が続いてますが、まずはサッカーで湘南のサポーターの人たちから元気づけたい」。この日のゴールで満足せずに、今後の継続した活躍を誓っていた。

　湘南は開幕戦の岡山戦(5-0)に続き、これで連勝。暫定ながら首位をキープしている。次節は横浜FCとの一戦となるが、1年でのJ1復帰をめざし、このまま確実に勝ち点3を重ねていきたい。

(文　片岡涼)