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米本が再び左ひざを負傷、大熊監督「すぐに帰ってくるような状態ではない」

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[4.24 J2第8節 千葉3-0F東京 フクアリ]

 FC東京のU-22日本代表FM米本拓司が左ひざを痛め、途中交代するアクシデントが起きた。前半39分、競り合いの着地の際、左ひざを負傷。担架でベンチ前まで運ばれた米本は仰向けの状態のまま右手で地面を何度も叩く。顔にはベンチコートがかけられ、そのまま担架でロッカールームに下がった。

「精密検査をしないと、詳しいことは分からないが、すぐに帰ってくるような状態ではない」。大熊清監督は厳しい表情で米本の状態について説明した。「どれくらいかかるか、どういうケガかは病院に行かないと分からない」。この日は安静にし、明日25日にも病院で検査を受けることになった。

 米本は昨季開幕前の2月に左ひざ前十字靭帯を損傷し、長期離脱を余儀なくされた。長いリハビリ生活をへて昨年10月30日の清水戦で復帰。この日は今季初先発だったが、再び悪夢に見舞われた。

 大熊監督が「米本がケガをしたあと、中盤のプレッシャーが緩くなった」と指摘した通り、中盤のダイナモが再び長期離脱となれば、チームにとっては大きな痛手だ。さらに6月にロンドン五輪アジア2次予選を控えるU-22日本代表にも大きな影響を与えるのは必至。この試合を視察した日本サッカー協会の原博実技術委員長は「大きなケガじゃないといいんだけど……。早く戻って来られるといい。それしか言えない」と心配そうに話していた。

(取材・文 西山紘平)

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