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G大阪がイの1G2A&アドリアーノの2発で逃げ切る

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[4.29 J1第8節 G大阪3-2山形 万博]

 ガンバ大阪がFWイ・グノの1得点2アシストと全得点に絡む活躍で、山形に3-2で競り勝った。試合後のテレビインタビューでイは「万博はどこよりも力が出るので、ホームで勝てて良かった」と笑顔をみせた。

 まずは前半22分、右サイドから突破を仕掛けると、DF2人を前に切り返しからクロスを上げた。これをファーサイドで受けたFWアドリアーノが押し込んだ。最後は手に当たっていたが主審はゴールを認め、G大阪が先制に成功した。さらに同37分には、MFキム・スンヨンからのパスにPA内へ走りこむと、ヒールで後ろへ流し、最後はアドリアーノが左足を一閃。イとアドリアーノの2トップの活躍でリードを広げた。

 しかし、後半に入ると流れが一変。後半24分にMF佐藤健太郎に1点を返されると、勢いづいた山形を前に後手を踏む。セカンドボールを拾えずに展開を許すと、同29分には左サイドを崩されて、最後はDF宮本卓也にゴールを決められ、試合を振り出しに戻された。

 一気に追い上げられ、停滞した嫌なムードを断ち切ったのが、前半に2アシストしているイだった。後半41分、右サイドからPA手前左のMF遠藤保仁へパス。フリーの遠藤がシュートを打つと思いきや、フェイントでDFを揺さぶり横に流す。これを拾ったイが右足を一閃。これが決勝点となり、G大阪が3-2で勝利した。

 勝利したものの、この日の前半26分にはDF下平匠が負傷交代。MF橋本英郎やDF高木和道が故障で離脱するなか、今試合でようやくDF加地亮が公式戦4試合ぶりに先発復帰したばかり。中4日でACLのメルボルン戦が控えた中での新たな故障者は心配される。

(文 片岡涼)

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