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磐田の大卒ルーキーホットライン!!金園がJ初ゴール

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[4.29 J1第8節 磐田1-1広島 ヤマハ]

 大卒ルーキーFW金園英学がJ初ゴールを決め、ジュビロ磐田はホームで広島と1-1で引き分けた。試合後のテレビインタビューで金園は「ずっとヤマハで決めたいと思ってた。いいボールが来たので決めるだけでした」とプロ初ゴールを振り返った。

 開幕戦の新潟戦(1-1)、前節の甲府戦(1-0)を敵地で戦った磐田は、今試合でようやくホーム開幕戦を迎えた。試合が動いたのはスコアレスで迎えた後半22分だった。スルーパスに抜け出したFW李忠成をDFパク・チュホが倒してしまい、PKを献上。これを李に決められて先制された。

 しかし、失点後の後半27分にFWジウシーニョに代わって、ピッチへ送られた金園が流れを変えた。出場からわずか1分後の同28分、左サイドを突破した同じく大卒ルーキーMF山田大記のクロスに合わせてニアサイドへ飛び込むと、思い切り首を振りぬき、ゴールへ叩き込んだ。金園はアシストした山田とのコンビネーションについて「ずっと居残り練習とかを一緒にしていたので、それが出たのかなと思います」と笑顔をみせた。

 後半32分にはスルーパスに抜け出したFW前田遼一がGK西川周作に倒されてPKを獲得。逆転するチャンスだったが、これは西川に止められた。そのまま試合は終了し、勝ち点1を分け合った。

 Jデビューから3試合目で初ゴールを決めた金園は「まだ1年目ですけど、(小林や山田と)ずっと1年目が勝負と言ってきたので、これからもしっかりやっていきたい。今日は勝てなかったので、次こそは勝てるように」と力強く語った。

 また、大卒ルーキーたちの活躍を受けて柳下正明監督は「一人ひとり自分の考えを持ってプレーしている。分からなかったら聞きに来るし、自分の中で消化して、少しずつ少しずつ成長していっている」と、その奮闘ぶりを称えていた。

(文 片岡涼)

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