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栃木が京都を下し、クラブ史上初の開幕3連勝!!単独首位に浮上

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[4.30 J2第9節 栃木1-0京都 栃木グ]

 クラブ史上初の開幕3連勝!! 栃木SCがホームで京都サンガF.C.に1-0で勝利した。開幕戦で草津を2-1で下し、前節では富山に3-1で勝利。今節では、同じく2連勝中の湘南、千葉、熊本、水戸、愛媛と全チームが敗れる中で、唯一しっかりと勝ちきり、単独首位に浮上した。

 早々と決勝点が生まれた。前半3分、右CKからPA内での混戦。最後はDF大久保裕樹がヒールで流し、FWリカルド・ロボがPA内左から右足を一閃。ゴールネット右に突き刺した。ロボの開幕戦に続いての今季2得点目で先制に成功した。

 その後は京都の猛攻を受け、同24分には左サイドを崩されPA内への進入を許すと、最後はFW久保裕也にシュートを打たれたがクロスバーに救われた。前半終了間際には、ゴール前左の絶好の位置でFKを与え、ピンチを迎える。MF加藤弘堅の狙ってきたボールは枠を捉えたがGK水谷雄一が好セーブで弾いた。

 後半15分には、大久保がDF内野貴志に倒されると、内野がこの日2枚目の警告を受けて退場。栃木が数的有利な状況で残りの30分間を戦いきり、1-0で勝利した。
 
 試合後のテレビインタビューで大久保は「これで単独首位も見えてきたというのは、本当に自信になります。これでおごらずに、一つひとつを大事に戦っていきたい」と力強く話していた。

 09年にJリーグに加盟した栃木にとって、今年は3年目のシーズン。J初挑戦となった09年は17位に沈んでいたが、昨季は10位と奮闘をみせた。そして、今季はチームスローガンに「J1へ」を掲げ、一丸となってJ1昇格を目指して戦っている。開幕スタートに成功した栃木が台風の目となり、快進撃を続けていく。

(文 片岡涼)

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