beacon

広島がムジリの移籍後初ゴールで清水に勝利

このエントリーをはてなブックマークに追加
[5.3 J1第9節 清水0-1広島 アウスタ]

 サンフレッチェ広島がアウトソーシングスタジアム日本平で16年ぶりの勝利を飾った。清水を1-0で下し、1995年8月12日(1-0)以来となる白星を手に入れた。これで開幕戦の仙台戦(0-0)から、リーグ再開後のG大阪戦(4-1)、磐田戦(1-1)、今節と2勝2分で4戦負け無しとなり、4位をキープした。

 序盤からFW佐藤寿人とFW李忠成を起点に攻め込んだ。前半19分にはDF水本裕貴の左クロスからゴール正面で李がダイレクトボレーを放つがクロスバー上方へ外れた。同35分には今度はDF中島浩司の右クロスから李がダイレクトボレー。これはポスト左へ外れていった。チャンスをものにできず、スコアレスで前半を折り返した。

 試合を決めたのは後半17分に途中出場を果たしたMFムジリだった。同25分、PA内左でFW李忠成とのワンツーから突破を仕掛けた。すると、李へのパスが相手DFに当たり、自らの足元へ戻ってくる。それを拾って、右足を一閃。今季加入したグルジア代表MFの移籍後初ゴールが決勝点になった。

 試合後のテレビインタビューでムジリは「ゴールできたことは嬉しいけれど、自分自身がゴールを決めたことよりもチームが勝ったことが嬉しい」と笑顔をみせた。

(文 片岡涼)

TOP