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流れからの1点が取れない清水……広島に敗れる

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[5.3 J1第9節 清水0-1広島 アウスタ]

 清水エスパルスはホームで広島に0-1で敗れた。これで2戦連続で白星から遠ざかってしまった。流れの中からの1点が奪えない。開幕戦は0-3で柏に敗れて無得点。再開後の福岡戦はFW大前元紀の直接FKで1-0で勝った。そして前節は、大前のPKで1-1の引き分け。今試合でも立ち上がりからチャンスはつくったが、ゴールには至らなかった。

 前半21分、大前の右クロスにFW伊藤翔が走り込むがわずかに合わない。同26分にはFW高原直泰の横パスを受けたMF枝村匠馬がミドルシュートを狙うが、GKに止められた。

 スコアレスで迎えた後半10分には高原に代わって、今季東京Vから加入したFW高木俊幸が出場してJ1デビュー。前線で積極的に仕掛けていき、広島ゴールを脅かす。同16分にはMFアレックスの左クロスからMF岩下敬輔がシュートを打ったがポスト右へ外れた。チャンスを決めきれずに時間が過ぎ、同25分、右サイドを崩されるとMFムジリに決勝ゴールを決められた。

 なんとか追いつきたい清水だが、後半35分にはDF平岡康裕が左肩を痛めて負傷交代。代わりに、昨季清水ユースから昇格を果たしたFW鍋田亜人夢が出場し、2年越しのプロデビューを飾る。同36分には、高木がドリブル突破から強烈なミドルシュートを狙ったが、わずかにクロスバー上方へ外れた。残り時間も必死に攻めたが、1点が奪えずに敗戦となった。

 試合後のテレビインタビューでアフシン・ゴトビ監督は「ゲームの流れや内容的には悪くなかった」としながらも「ラストパスやラストタッチ、そこで繊細なタッチができるようにならないといけない」と決定機で精度を欠いたことを反省点に挙げていた。

(文 片岡涼)

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