ヨーロッパリーグ(EL)は5日、準決勝第2戦を行い、ポルトとブラガが決勝進出を果たした。前身のUEFA杯を含め、史上初となるファイナルでのポルトガル勢対決が実現。決勝は18日にアイルランドのダブリンで開催される。

　ブラガがベンフィカとのポルトガル勢対決を制し、クラブ史上初の決勝進出を決めた。アウェーでの第1戦に1-2で敗れたブラガはホームに戻った第2戦、前半19分にMFウーゴ・ビアナの左CKからMFクストディオが打点の高いヘディングシュートを叩き込み、先制点。2試合合計2-2、アウェーゴールの差で上回ると、その後は粘り強い守備でベンフィカの反撃を跳ね返した。

　MFアイマールを出場停止で欠くベンフィカは前半41分、FWカルドソの左からの折り返しにFWサビオラが左足で合わせたが、惜しくもゴールポストを直撃。後半34分にはMFガイタンが強烈なミドルシュートを放つもGKアルトゥルの好セーブに阻まれ、1点が遠かった。

　結局、そのままブラガが1-0で逃げ切り勝ち。決勝トーナメントからELに回ってきたブラガはホームで4試合連続の無失点。リバプール(イングランド)、ディナモ・キエフ(ウクライナ)に続いて同国のライバルを撃破し、またしても新たな歴史を切り開いた。

以下、準決勝第2戦結果

ビジャレアル 3-2 ポルト
※2戦合計4-7でポルトが決勝進出
[ビ]カニ(17分)、カプデビラ(75分)、ロッシ(80分)
[ポ]フッキ(40分)、ファルカオ(48分)

ブラガ 1-0 ベンフィカ
※2戦合計2-2、アウェーゴールの差でブラガが決勝進出
[ブ]クストディオ(19分)

(文　西山紘平)

---

▼関連リンク
EL10-11特集